福祉の仕事に就こうと思ったきっかけは、母が看護師で、小さな頃からずっと母の仕事を見ていて、かっこいいなと思っていたことと、母の働く職場に連れて行ってもらう度に、患者さんに良くしてもらっていたことが影響していると思います。
高寿園に入職を決めたきっかけとしては、取得していたホームヘルパー２級の資格が活かせるからということと、施設見学で高寿園を訪れたとき、働いている先輩方が明るくのびのびと仕事をしていて、入居のおじいちゃん、おばあちゃんもすごく楽しそうに過ごされていたことに惹かれて、「ここで働きたい」という気持ちになり、入職を決めました。

職員は世代を越えてみんな仲が良く、飲み会にもよく行ったりするので、とてもいい雰囲気だと思います。
妻とは高寿園で出会い、結婚をしたのですが、子供ができたときは出産経験のある先輩方に、「こうしたらいいよ」とアドバイスをいただいたりとか、仕事をどうしても休まなければいけないときにフォローしてくださったりと、とにかく良くしてくださいました。
育児休暇を取得する時、男性の育児休暇取得がなかなか浸透しない中で不安はありましたが、僕と妻のことを知った環境だったからか、「上の子を見てあげんちゃい」「今しかできないことじゃで」と職員から声をかけてもらったことがすごく励みになり、安心して妻のサポートと娘と二人の時間を過ごすことができました。

入職した最初は本当に何も分からない状態だったんですけど、先輩職員や入居者さんがすごく優しくしてくれて。特に、僕が入った当時は男性職員ってすごい少なかったんですよ。なので、おじいちゃんおばあちゃんにすごくモテるというか（笑）。そういうことがあって、今はのびのびと仕事ができていると思います。大変なこともあるんですけど、それ以上に入居者さんに感謝されたりとか、一緒に季節を感じたときの感動であったりとか、笑顔とか、いただけるものがたくさんあるので、やりがいにつながっていますね。

最近は男性職員が少しずつ増えてきていて、自分が担当していたプリセプティー（新人介護士）も男性なのですが、1年経って1人でいろいろできるようになって、今では上下関係なく仲良しです。後輩といっても歳は相手の方が上なんですけど、男性同士だと言いたいこともすぐ言えるので、仕事面では情報共有や連携がとりやすかったですし、プライベート面ではストレス発散になったりとか、気分転換になっていますね。

介護職ならではの男性の強みは、やっぱり体力面ですね。最近は、リフトを使って入居者さんの介助もできたりするんですけど、力を使う場面ではよく頼っていただけるので、そこが強みかなと思っています。

高寿園はシフトの組み方の種類が豊富で、自分に合った勤務形態を決めることができるんです。現在、子どもが2人（2歳の女の子と1歳の男の子）がいるのですが、僕も妻も一緒の職場なので、妻が出勤する日は僕が休んで子どもを見たりとか、そういう連携が取りやすいので、すごく働きやすいです。

入居者さん1人1人の夢を叶えてあげられるよう、サポートができればと思っています。例えば、会話を通してその入居者さんが好きなことを聞き出して、その好きなことを一緒にしてあげたいというのが仕事上の目標ですね。また、常に笑顔で対応することも心がけています。
プライベート面では、家族4人なので、時にはけんかとかするけど、いつまでも元気に幸せに暮らせていけたら。妻と同じ職場で、気まずさもありますが（笑）、その中に安心感とかもすごくあって、顔が見えただけで、今大変なんだなとか、何かうれしいことがあったんだなとか。家に帰ってからそういう話をしたりとかできるので。

どの仕事も大変さとかはすごくあると思います。介護職はそれ以上に、入居者さんだけでなく、ご家族の方々に「ありがとう」と笑顔や感謝の言葉をもらえるので、「今自分は人の役に立ってるな」と何よりも実感できる仕事だと思います。
また、高齢者は人生経験が長い分、自分が知らないことをたくさん知っていて、お話を通して自分自身も成長させていただいています。そんな人生の大先輩の心に触れること、昔の話を聞くことなどは、ほかの仕事では味わえない大切な学びとなると思います。
高寿園の掲げる『人が好きだから、一生けんめい』という言葉の通り、「人」が好きな方は、ぜひ一緒に働きましょう。